2012年3月29日木曜日

サポートするか、ジャマをするか。

2012.03.28劇研アクターズラボ+ルドルフ




久しぶりのラボ。
ウォーミングアップ後、2人ペアとなり平面図作成。
最近ずっと続けている場所へのアプローチです。

舞台上に平面図通りにイメージし、
設定しているモノ(椅子、コピー機、自動販売機 etc)を
お互いがどちらも触る機会を生み出すことが求められますが、

今回は・・・
① 相手がモノを触れるようにサポートする。
② 相手がモノを触れないようにジャマをする。


という2つのパターンで即興でセッションしました。



最近の練習の成果か、この即興に関して慣れてきているようで、
初役者の方もかなりリラックスして舞台に立っていたのが印象的でした。
そして笑いを求められているわけではないのですが、自然とおもしろくて楽しい即興になります。
筒井さんの作り出す場の雰囲気がそうさせるのだろうと思います。




さて、①と②を全ペアやってみてディスカッション。
やってみてどうだったか、見ていて違いはあったか。。

話合いの中で、明らかに芝居が変わっているという意見が多くありました。
②の方が動きが速くなったり、コミュニケーションがうまく取れていたり。
また、演じている方としても②の方が楽しい。気が抜けず集中できた。
などなど・・・


さて次回以降、台本を使っての稽古に入るかもとのこと。
一歩前へ。
チームとして、共通認識が生まれてきたということだと思います。
沢大洋



2012年3月16日金曜日

「場所」再現っ

今回のラボは、前回各チームで書き上げた舞台の平面図を、チームごとに再現していくとのこと。

その前にまずはウォーミングアップです。
今回は大縄跳び。縄なしで、縄がどこにあるのかイメージを共有しながらの共同ワークになります。

続いてのアップは、声マネ。
2人ペアになってどちらか一方が出した声を真似ていきます。
男性と女性がペアになると声の感じがまったく違うため、お互いに苦戦していました。そうでなくても声はそれぞれ違うので、いろんな声を操れるようになれば楽しそうです。


・・・・・


さて、身体が温まったところで平面図のワークに移ります。
チームごとに平面図を精密に練り直し、共有し、舞台に「場所」を再現します。

他のチームに再現エチュードを5分ほど見てもらい、どこに何があったか。(平面図に書き出し、答合わせをしました。)
そして登場人物の関係は。などなど正確に設定が伝わっているのかを検証。




エチュードを行っている当人は、意識しなければならないことが増え、なかなかに難しそうでした。
ですが、ほぼ役者初心者のこのクラスにとって、そういった普段とは違った意識をすることはとても新鮮だったようで、いきいきとしていました。


次回は休み。次々回から、また「場所」についての考察が始まります。
演劇への距離が近づいていっています。

舞台上や、検証のディスカッションなどで新鮮な発見が何度もあり、そのたびにメンバーの顔がほころびます。
発見を共有し、そしてチームとしても連帯感が生まれ始めています。

沢大洋


2012年3月8日木曜日

場所を考える。

2012.3.7
劇研アクターズラボ+ルドルフ


今日でクラスも五回目。
クラスのメンバーも打ち解けてきています。

そんな中、今日から高校生の新メンバーがやってきました。
今後、11人チームとなり作品を創作していきます。


 さて、今日のウォーミングアップは鬼ごっこでした。楽しそう。。
ですが色々縛りを設けていくと、面白いひとつの演劇表現のように感じられます。
タッチされたら爆発したり、スローモーションで鬼ごっこをしてみたりetc・・・



そして今日のワークへ。
今日は前回の引き続き「場所」を考えます。(より細かく)
まずは黒板に、それぞれの意見を反映させながら『教室』の平面図を書き込んでいきます。
〈→こんな感じに・・・〉

そこから、アトリエ劇研に教室を再現。(実際に机とか椅子はありません)
みんなでこの位置には何があるか、どんな色をしているか確認しながら場所を明確にしていき、共有していきます。

最後は3チームに分かれ、場所をそれぞれ平面図に書き込んでいきました。次回はこの’場所’を再現していくことになります。
どんな場所が生まれるのか楽しみです。

沢大洋