2012年6月14日木曜日

点を線に。

本日は引き続き、別役実さんの短編をひたすら稽古しました。1ペアずつじっくりじっくり時間をかけて立ち稽古、ダメだし、立ち稽古、ダメだしの反復でした。
個々人のクセを見いだし、それを修正。そして新たに感情や動作等のアクセントとなる演出を入れていきます。じっくりはやっていますが、演技の情報がどんどん加算されていきます。これまでの経験と感覚を頼りに改善していくのですが、対応力と反復が求められます。

その稽古の中で付けられるいくつかの演出を、筒井さんは『点』と呼びます。
そして、点をいかに線にしていくかが求められていきます。点となるアイデアを人物に満たし、人物は躍動します。

今回、躍動を感じた瞬間が何度かありました。
以前感じた即興の面白さから、劇中のキャラクターの面白さへ。確実に前に進んでいます。みんな役者になっていきます。

沢大洋

2012年6月8日金曜日

稽古、稽古、稽古

稽古日 2012.6.6

アクターズラボにはグループメールというものがあって、ちょっとした振り返りや、連絡事項などがメールでまわったりします。先週は、演出の筒井さんから、とても自主稽古の成果が出ているというメールが回っていたので、密かに今日の稽古を見るのは楽しみにしていました。

最初は先週の続きで、声の出し方講習。そしてその後にいよいよ台本発表。自分は今回も結局ほんの少ししか見ることができなかったのですが、確かに確実な進歩を感じます。一つ一つの行動が全体に溶けている感じが増しています。

それにしても毎回思うことですが、ラボの時間は2時間だけであっという間です。本当に短い時間なので、最近は自主稽古の動きが盛んになっています。ただ、ラボ生は講座の他の時間も何か別の用事があって忙しかったりもします。自主練の時間を取れる人、取れない人、どうしても差が出ます。確かに、出来るだけ練習した方が上手くなるのは間違いはありません。ただ、練習出来なくても、他の人の演技を見て学んだり、自分の中での進化を自分の中で確かめて欲しいと思います。どんな時も闘うべきは他人ではなく自分自身です。


あと、筒井さんが演出をされている舞台の日が近付いてきました。こちらは同じ戯曲で、二人の演出家が演出をされるというものです。以下にリンクを置きました。こちらも楽しみですね。

建築家M

2012年6月2日土曜日

2つのクラス

2012/5/30 劇研アクターズラボ+ルドルフ




ラボ生による発声についての稽古からスタートしました。
みんなでドラえもんのテーマを歌ったり、動きながら声を出してみたり。。
「歌唱力」をあげるための稽古だったそうですが、セリフのコントロールより歌のコントロールの方が技術を求められる場面が多いと思いますので、継続的に続けていければと思います。そしてラボ生発信のレッスンが増えていくのは面白いなあと感じました。
後半は少ししか見れていませんが、ここ1ヶ月ちょっと行なっている短編の創作活動が実を結んできています。キャラクターの輪郭がすごくはっきりとしてきました。

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今回は筒井さんのクラス、柳沼さんのクラスが同じ施設で行なわれたため、2つのクラスを交互に見ることができました。立ち会えた時間はいつもの半分でしたが、それぞれのクラスの違いを鮮明に感じ、それぞれが目指す方向について今までより明確に認識できたように思います。


筒井クラスは開始から4ヶ月が経過しました。どんなカラーのクラスになっていくのか楽しみです。いままでの稽古や自主練習で培ってきた物をひとつずつ振り返りながら、粘り強く稽古に励んでいただけたらと思います。

沢大洋