2012年12月28日金曜日

ラストスパート!!

絶対、大丈夫か



公演せまってきました!
それに伴い、稽古場の熱もグングンあがっていきます。
稽古はスピーディーに展開し、それぞれダメ出しに素早く対応していきます。



それにしても、やはりコメディは難しいですね。
それぞれ、なかなかクリア出来ない点みえてきています。それぞれがそれぞれの弱点にいかに向き合うか。

正月休みも返上で、それぞれ自主練に励むことと思います。1年間筒井さんの元でやってきました。あと2週間、自信をもって前にすすんでいきましょう!



以下、公演情報になります。
ご予約はこちらまで。

劇研アクターズラボ+ルドルフ 絶対、大丈夫か 第一回 公演情報


NEVER WEDDING STORY

ネバー・ウェディング・ストーリー


脚本・演出:筒井 加寿子


あらすじ
公務員の野呂間は彼女いない暦=年齢のさえない男。
先輩の美合原からお見合い相手・藤吉なのはを紹介してもらい、
友人の瀬羽野につつかれながらなんとかお見合いを決意するが、
会場に着いてみるとそこにはなぜか3人の花婿候補が鉢合わせしていた。

ロシアの劇作家・ゴーゴリの喜劇『結婚』を原作にした、
現代ニッポンお見合いパニック劇!


【日時】
2013年1月12日(土)~14日(月・祝)

2013年1月
12日(土) 19:00
13日(日) 14:00/19:00
14日(月) 14:00

*日時指定自由席
*受付開始は開演の30分前
*開場は開演の15分前

【会場】
アトリエ劇研

【チケット料金】
一般:1,800円(前売・当日とも)
学生・アクターズラボ受講生:1,300円(要学生証)

【出演】
青生しん、岩崎果林、奥田覚、柿谷久美子、川本泰斗、
北方こだち、渋谷善史、高橋太樹、多田勘太

舞台監督:西田聖GEKKEN staff room)
音響:森永キョロ
照明プラン:真田貴吉
企画:杉山準  企画補佐:沢大洋、浅田麻衣  
主催:NPO劇研

絶対、大丈夫か とは・・・

「絶対、大丈夫か」は、演技トレーニングを行なう「劇研アクターズラボ」と、筒井加寿子が主宰する「ルドルフ」が手を組んで誕生した演劇ユニット。

メンバーは公募し、2012年2月に結成。演劇初心者や演技経験の少ない人がメンバーのほとんどというなか、週1回の講座で演技ワークショップや練習用台本による稽古などを重ね、2012年10月から発表公演となる本作『ネバー・ウェディング・ストーリー』の稽古に取り組んでいる。



2012年12月18日火曜日

何回も何回も。

絶対、大丈夫か


今回は斜め後方の角度から練習を見ていました。
本番、待機している役者さんはこの位置で舞台を見ることになるのでしょう。

最近はどんどん台本に改訂が加わっています。足りない部分を肉付け、そして過剰な部分を削ぎおとしていっています。今回はその部分と、そして後半の部分を練習していきました。


キャラクターの大枠。流れの大枠はもう出来ています。あとはとにかく何回も何回も実践し、細かく細かく余分なモノを削ぎおとす。前へ前へ、ちょっとずつちょっとずつ進んでいきましょう。



2012年12月17日月曜日

毎日の稽古、そして鍋!

昨日のラボ。

補講ということで日曜日に実施。
昨日は稽古場にあまりいることが出来なかったのですが、着々と稽古が続いています。
常に笑いが絶えず、(特に筒井さんが)良い雰囲気の稽古場です。


さて、稽古後はメンバーの自宅にて鍋パーティーが行なわれた模様。
いいですね。寒い京都には鍋ですね。つかの間の息抜き。。メンバーの仲も深まってきていて、さて、まずは今年中にどこまで精錬できるかというところです。


そして今日も稽古です。
毎日稽古が続きます!


2012年12月16日日曜日

お昼からの稽古でした。

補講のため、土曜日にラボありました。初めての昼からの講座、どうだったでしょうか。



筒井さんは台本改稿中で、今回も前半の変更分を稽古していきました。
最近は自主練と講座の区別なく、筒井さんが演出について稽古を進めています。
劇中にはいろんな必殺技が登場するんです。最近、それが楽しくてしょうがありません。


「ウミウシ×××!!」「ナメクジ×××!!」と。

ネタバレになるので書けませんが、筒井さんの特徴的な世界観がよくあらわされていると思います。


地道に台本を立体化する作業が続いています。ちょっとずつ前へ、前へ。

2012年12月13日木曜日

全体がみえてきた。

劇研アクターズラボ+ルドルフ
ユニット名『絶対、大丈夫か』


12/12(水)の稽古より。
初通しが終わり一段落。みんなも全体のイメージが見え、各シーンもクリアになっていくのではないかと思います。


さて今回は、4場の稽古。私が一番稽古をみているシーンかもしれません。
中盤の盛上りの大事な部分です。ここでは特に、セリフを正確に覚え、そのニュアンスを逃さないスタンスが求められていました。まずは、台本をしっかり立体に立ち上げないといけません。

後半は少し衣装合わせを。
スタッフワークに関しても、ほぼメンバーで。本格的な劇団活動に近いところでやっていっています。今日は、助っ人のスタッフさんにもお越し頂きました。
少しずつ輪を広げながら、頑張っていってほしいと思います。


本番まであとちょっとっ!



2012年12月11日火曜日

初通し!

12月10日。絶対、大丈夫か 初の通し稽古。


緊張感が漂っていました。初役者も多い今回、もちろん人生初の通し稽古の人もいました。会場は人間座。劇場での通しとなりました。


通し前、それぞれにアップを。緊張しているとはいえ、このチームにはムードメーカーがいますので、常に和気あいあいとしていました。

通してみて。
まだセリフの入りが甘かったり、段取りが上手くこなせなかったり等などありましたが、人によってはしっかりと自主練の成果が出ていて、しっかりと面白いシーンもありました。



さてさて。

作品はこれから。一回通せたので、これからが本当のスタートです。
ここから、この1年間の成果が試される時で、うまく結びつけばグングン伸びていくと思います。


















劇研アクターズラボ+ルドルフ「絶対、大丈夫か」第1回公演
「NEVER WEDDING STORY」
原作:ニコライ・ゴーゴリ「結婚」
脚本・演出:筒井加寿子

日程
2013年1月12日(土)~14日(月・祝)

2013年1月
12日(土) 19:00
13日(日) 14:00/19:00
14日(月) 14:00
*日時指定自由席
*受付開始は開演の30分前
*開場は開演の15分前

会場
アトリエ劇研

2012年12月6日木曜日

役者から役者へ継がれるもの。

稽古が続いています。
次回通しということで、それぞれに意識が高まり、そして不安も出てきています。
何しろ初舞台のメンバーが多い今回、余計に意識せずにはいられません。



このアクターズラボ、システム上、演出家がつける稽古時間はとても少なくなっています。

本番が迫っても週に2回しか稽古が設定されていません。それを、1年という長いラボ期間、そして自主練というかたちで補っていくわけです。
その週2回の稽古、筒井さんにとってすごく気持ちが入る時間です。シーンをどんどん回していきます。反面、みんな集ってのストレッチや発声などの時間がとれないんですね。今回決して静かな舞台ではありませんから、声を大きく、身体も大きく使います。ということで喉にダメージがきたり、身体が上手く動かせなかったり。そのことで不安を抱えているメンバーが何名かいたようです。





ですが筒井さんから良いアドバイスがありました。
ざっくりとになってしまいますが、直前の付け足しでちょっとだけのアップよりも、普段の生活の中で変に力が入っている箇所を作らず、自然体でいることの方が大事だということ。
筒井さんの経験から生まれる言葉は、みんなの不安を和らげ、前を向かせてくれます。
よくよく考えてみると、筒井さんは役者であり、だからこそ同じ目線で説得力のある言葉が生まれるのだなあと感じました。


先輩の役者から、後輩の役者を志す者へ。
そんな在り方が見え、アクターズラボの良さに気付かされた思いです。

2012年12月5日水曜日

気がつけば、あと1ヶ月ちょっと!

シーンを大きく通していきました!
通し稽古が近づき、セリフが段々とみんなの中に入っていっています。本番を抱えていたメンバーもリフレッシュしたようで、元気に練習を再開しています。


今回は、男性陣が自己紹介をするシーン。
一人ずつ前に出てきて演技、ダメだし。人を入れ替えながら何回も続き、まるでオーディションのよう。そして筒井さんのダメ出しはわかりやすく、しかも根拠となる所までフォローしてくれるので、みんなも演じる度に演技の質を上げていきます。

さてさて、いつのまにか本番まで1ヶ月とちょっと。
毎日のように自主練習が続いています。

筒井さん、もうすぐ別の本番があるということなのですが、その後は自主練にもつきっきりで参加されるそうです!これは気合い入りますね!


ではでは、
『絶対、大丈夫か』の公演お見逃しなく!
1月12日から本番です!!



2012年11月30日金曜日

精度を上げる。

久しぶりに筒井さんクラスに入らせていただきました。浅田です。

久しぶりに拝見して思ったのが、「従来から筒井さんが押し出している部分を、受講生の方々が体現しようとしている」ということ。

今回、受講生に宛てて書いているということで、「演技しない」「そのときの感情を大事に」と伝え続けていた筒井さんですが、それにプラスして、「動きから感情が派生する」そして、自主練で受講生が出してきたアイディアにも筒井さんがそれによりプラスして指示を出す、というより精度の高い稽古になってきていると感じます。


受講生も、より具体的に筒井さんに質問をするなど、求めること、求められることをより自分の手で掴み取ろうとしている印象。



ほかのシーンの稽古もじっと見守ります。


稽古場日記も鋭意更新しておられるようです!こちらも是非ご覧ください!

http://zettaiblog.blog.fc2.com/

2012年11月28日水曜日

着々と。

「絶対、大丈夫か」稽古が着々と進んでいます。
以前と変わらず楽しい稽古場です!

ですが、だんだんと「コメディ」ということに対する演技の精度が求められてきています。その場限りではない、いつでも発生する状態を目指します。ですのでこれまで以上に細かいダメ出しが続いています。
特に印象的なことは、キャラクターを過度に出さず、正直な体の状態から発せられる言葉、動きを追求していくという点です。


自主練、そしてスタッフワークが入ってきて、メンバーにとって忙しい日々が続いています。
寒い季節になってきましたので、体調に気をつけ、メリハリをつけて頑張っていきましょう!



それと。ラボのホームページを少しリニューアルしています!よろしければご覧下さい!!


(写真は前々回、前回の稽古場風景です!)




2012年11月19日月曜日

台本完成。

ついに台本の「ほぼ完成校」が上がってきました。更なる修正は多少あると思われるものの、これを基に稽古を行ないます。公演まで2月を切って、自主練習のペースも上がりそうな予感です。
 さて、テキスト(台本)には、ふんだんに笑いの要素が書かれています。読んでいて、思わず吹き出してしまうような、楽しい台詞がたくさんあります。が・・・演じてみせるのは、読んでイメージするのとは違った難しさがあります。今日の練習のように、筒井さんからは、演技について細かい指示が出され、役者さんはそれを繰り返しながら、からだに落とし込んでゆく作業がしばらく続くことでしょう。稽古場はとても楽しそうで、いい雰囲気です。最後までこのいい雰囲気を保ちながら、楽しく笑いのつぼを会得できれば、それはすばらしい!と見ていて思いました。



2012年11月12日月曜日

筒井さんのイメージをダイレクトに受講生に伝えていく。

 水曜日に行なわれたラボについてのレポートです!
この日は、アトリエ劇研から歩いて5分ほどの人間座スタジオという場所で行なわれました。


この日はシーンの続きをひたすらに稽古。
稽古前、受講生が筒井さんに直接意見を聞きにいくのを目にします。信頼関係と、必死さを感じます。筒井さんのコメントはおもしろく、理にかなっていて、初心者にも伝わりやすいように思います。


稽古へ。



この回は、色々「妄想する」場面が多かったのですが、台本には書かれていない筒井さんのアイデアが沢山盛り込まれ、初見のイメージから大きく場面が膨らみました。まだ立ち稽古は始まったばかりですが、筒井さんの考えている方向性を伝え、受講生が家に持ち帰り策を練ってくるような形になっています。時には筒井さんが実際に実演し、そのニュアンスを受講生が捉え、シーンを繰り返し練習していきました。




さて、そういえば特設ホームページが出来たんです!!
ぜひぜひ覗いてみて下さい!!

そしてラボのHPも少しリニューアルしますよ。あともうちょっと!

2012年11月9日金曜日

本番会場と同じ劇研でのラボ。

11月に入り、段々と寒くなってきました。
今回は、月曜日に行なわれたラボについてのレポートになります。


まずは、段々とプランも決定しつつあるスタッフから!



ご覧のように、舞台配置も決まってきました。しかも本番会場となるアトリエ劇研。
実際のスケール、空気で稽古です。いいですね。


脚本がもう間近で完成というこのごろ、この回は台本の続きを稽古。
キャラクターがどんどんついてきています。
「この人がこんな役をやっちゃうの!?」という配役が多い気がして、普段を知っている私としては、2倍楽しめる稽古場です。そして、筒井さんが実際に演技を見せて「こんな感じ!」という姿が輝いています。脚本の中のキャラクターを愛していて、いっぱいやりたいことがあって、メンバーなら出来るはずと信じていて。

筒井さんの元気、そしてメンバーの元気がぶつかりあって刺激し合っています!


2012年11月3日土曜日

作品もチームで着々と。

私自身、久しぶりの筒井公演クラスとなりました。


写真でもわかるかと思いますが、この密度。自然と筒井さんのまわりにぎゅっとメンバーが集ります。


今回は、ほぼラストまであがってきた台本を読みます。もう配役は決定していますので、それぞれの役を読み進めます。原作があるといっても、筒井さんの新作書き下ろしですので、メンバーはとても興味深そうに台本を受け止めています。

物語もカキョウです。



その後、第三場の稽古へ。
それぞれにキャラクターがついていてきてびっくりしました。修練の成果が伺えます。
何回か通し、キャラクターや、シーンごとの身体の在り方に筒井さんが言及していきます。その状況に相応しい呼吸、声色まで細かく一緒に考えていきました。



最後にスタッフワークの状況確認をし、その後親睦会へ。
スタッフ面は、チラシが完成しましたので、もう間もなく情報が皆さんの手元にいくことかと思います。


11月からは週2回の講座となります。さらに回転数があがっていきます。


2012年10月24日水曜日

稽古、本格始動!

             10月24日の筒井ラボの模様をお送りします。浅田です。

               本日は、第1場~第2場までの稽古をしました。




受講生たち、それぞれ自主練をはじめており、明らかに意識が変わっているのが見れました。
これまで筒井さんに注意されていた「声量」「自分の立ち位置」を注意しながらシーンを
重ねていきます。

筒井さんも、今日はそれぞれのキャラクターの性格や台詞の意図などを細かに説明しながらの
稽古。本格的な「稽古」になってきたと感じとれます。




今日は特に「三人」や「二人」でのシーンを重点的にやったのですが、
シーン毎、そしてキャラクター毎にこのシーンなら誰が上位に立つのか、そう見えるようにするには
どうしたらいいのか。「距離感」や「声の大きさ」など筒井さんから指摘を受け、受講生も
必死で受け止めながらシーンが少しずつ動き出していきます。


いよいよ、稽古が本格始動です!!今週末にも自主練を重ねるようです。
一週間に一度ということでの緊張感が良く働いているように思います。



2012年10月18日木曜日

脚本:第四場まで完成!

10月17日の筒井ラボの模様をお送りします。浅田です。

本日は、ビラの最終案を皆で確認するところから始まりました。オモテ面はイラスト、裏面は文字情報。ビラも、受講生が一からつくっています!
筒井さんとの最終確認後、入稿予定です!

そして、その後脚本の第四場が筒井さんから配られ、先週と同様に読み合わせ、の後に立っての稽古にうつります。




第四場は全員揃っての場面になります。

第一~第三場まで経てきて、少しずつ皆さんのキャラクターへの深度が深まっているように感じられます。

一度立っての稽古の後、筒井さんから各台詞の注釈と動きの提案が加わり、二回目の立っての稽古はより自由に動けている印象。

ここから、最後のシーンへと脚本もより盛り上がって行きます。

自主練もきまり、「公演」としての姿勢も高まってまいりました!!



2012年10月11日木曜日

少しずつ、少しずつ。

10月10日の筒井ラボの様子をお送りします。本日も浅田が拝見させていただきました。


ラボ自体は、19時から始まるのですが、その前からもう5~6名ほど来て、ストレッチや声出しをする姿を先週から見受けることとなりました。
そして本日は、開始10分前には全員集合!!


脚本が少しずつUPされていく中、受講生たちの方々の結束も高まり、自主練のやり方も互いに教え合う姿がありました。どんどん実際立っての稽古も始まりつつあるので、「声」や「動き」に対しての考え方が少しずつ変わってきている印象があります。


そして、筒井さんが到着。第1場から第2場の改稿を渡していただきます。
まずはそれを読み合わせ。その後、実際立っての稽古をはじめます。


今日も先週と引き続き、「空間を自分たちでイメージするように」との指示が飛んだのですが、更にもう一点、「先週とは違う形にすること」という指示も加わりました。

先週の稽古を踏まえて、更にイメージを膨らませて、実際に動くであろう導線も踏まえて本日の空間が完成。




以前は左手に机、右点に空間を空けましたが今回は左右どちらともにも机を展開。そして、立っての読み通しがはじまります。




今回、各受講生たちのキャラクター、性格に合わせて筒井さんは役を当て書いてくださっています。

やはりまだ改稿したてということで、ぎごちなさは感じられましたが、先週よりもより声、身体ともに柔軟性が出て、しっくり当てはまるパーツもでてきました。

そして、今回の課題は「台詞を喋っていない人が一体どういう反応をしているのか」です。演出的に、観客の方の見る焦点は考えなければなりませんが、それでも実際に生きている人間として、その場で喋っていない時、どうするのか。そこを指摘して、本日のラボは終了しました。


来週にはビラの大体のデザインが完了、入稿の手筈に入ります。
スタッフワークも見所です。

2012年10月4日木曜日

自分の立ち位置を感じとる。

はじめてアクターズラボにお邪魔させていただきました、浅田です。
10月3日の筒井ラボの様子をお送りします。

「アクターズラボ」と聞いて、「きっと講師の方がばしばし決めていらっしゃるんだろうな」となんとなく思っていたのですが、そんなことはない。むしろ、講師の方から受講生のほうに投げかけ、受講生のほうもきちんと受けとめて、返す。そんなキャッチボールを思い浮かべました。


本日は自主練ということで、早めにあつまってストレッチなどをする光景がありました。
そして、筒井さんが来られてから、先週配った第三場の改訂版をくばり、まずは動かずに読みをします。感触を確かめた後、動きをつけての稽古。




「部屋を自由にイメージして」との筒井さんの言の下、受講生たちが脚本に沿って部屋の配置などを考えます。そして一旦すべて読み通しをしました。

その後、休憩ののちに「身体」を起こす作業に。
・ストレッチ
・脱力
からの、「声」へと移行します。個人個人、身体と真摯に向き合っている光景が印象的でした。

声を出し、喉まわりの変化を確認した後に、もう一度第三場をやり直しました。
今度は「演技をしようとしない」「もっと自由に」「前に出て」などの筒井さんの指摘を受けながらのやり直し。


二回やってみることで、それぞれが自分の立ち位置を感じなおしたり、より柔軟に対応していました。


脚本ができてきて、それぞれの課題も浮き彫りに、そして同時に面白さも生まれてきているようです。そして、ビラも本日拝見したのですが、素敵なイラストが仕上がっていました!これが印刷に出るとどうなるのか、楽しみです。

2012年9月27日木曜日

スタッフワークと役者と。


劇研アクターズラボ+ルドルフ
ユニット名「絶対、大丈夫か」

今回は劇研にて!
いつも通り、スタッフの進行状況の確認から。設立間もない団体ですので、誰が何を担当するのかを、入念に打ち合わせていきます。今までのWS形式と違った神経を使わなければならないので、またひとつ乗り越えなければいけないものがあります。
アクターズラボというスタイルの裏側の面ですが、これがチームとしての連帯感を生み出していくのだと感じています。役者をやりながらで大変ですが、ぜひ一緒に乗り越えていきましょう!

さて役者の方は、台本の第三場がお目見えしました!メンバーの9名ほぼ全員が登場したことになり、みんなのキャラクターが見え隠れ。。
『もっとやりたい・・・』そんな気持ちも見え隠れし、イメージが膨らむにつれ、ワクワク度もあがっている模様。もちろん不安度も上がっていっているでしょうが、そんなときこそ今までの半年間のワークを思い出して自信を持って演じて貰えればと思います。


さて、これから!ともに頑張っていきましょう!!

沢大洋


2012年9月20日木曜日

台本追加。どんどん作品が見えてきた。

『絶対、大丈夫か』

というユニットネームも板についてきだした今日この頃。
いろいろなものが形として現れ始めました。
まずはロゴ。前回も書きましたが、受講生作のロゴが完成しようとしています。そして同時にチラシの原案も現れ、登場キャラの似顔絵まで現れました。
そして台本です。もう12ページくらいできていて、『絶対、大丈夫か』のチームの根幹となってきています。


今回は話合いの後、追加台本を合わせ読み。
その時ふられていた役でほぼ配役決定だということで、それぞれどんなキャラクターとなるのか目標が見えてきました。



















ラストは、それぞれの役に特徴をつけてみてエチュードを実施。特徴とは、マザコン、ナルシスト、おねえ。などのわかりやすい特徴。特徴を大胆につけることで、台本、役のイメージを膨らませていきます。


11月からは週2回の稽古となり、自主練も始まっていくのではないかと思います。
今のうちに体力を蓄え、作品のイメージを大きく大きく膨らませて欲しいと思います。

2012年9月13日木曜日

台本がお目見えっ!!!

スタッフ面の打合せから稽古スタート。

まずは制作のスケジュール決めから!広報、宣伝美術、会計など、公演の骨格となる大切な部署です。
そして次はロゴ決め。なんと受講生が考えているんですよ!担当の2人が何十個も案を考えてきてくれて、みんなで理想のロゴを探していました。なんといっても「絶対、大丈夫か」というユニットネームですので、パンチのあるロゴが必要になってくることでしょう。


そして、今日ははじめて台本が配られました!!!
前半の出だしだけでしたが、待ちに待った台本に受講生はかぶりついていました!

そして読み合わせへ・・・
さあこれからどういう作品が生まれるか非常に楽しみです!



台本を一通り読み終えたあとは、即興のワークへ。

やったこと①
前回に引き続き、2人で同じ単純作業を続けます。その状態で、今回は同じ話題を共有し、反対の意見を持って、その立場は変えないまま声を出して話をしていくものです。

やったこと②
フォーカスを移す、ということをやりました。
5人で舞台にあがり、3人と2人のグループになります。同じ空間に身を置き、フォーカスをどちらか一方のグループへ。それを筒井さんのかけ声でどんどんグループを変えていきます。


今回も参加させて頂いたのですが、やはり難しい。というのがまずありました。
同時にいろんなところに何個も意識を配らなければならず、しかもそれぞれにセンスが求められます。
余分な力を削ぎ、磨いてきた力をうまく紡ぎだし、みんなで大切に重ねて重ねていって欲しいと思います!

2012年9月6日木曜日

背中で語る。

わりと久しぶりの筒井ラボ。最近は身体の単位を区切っての表現にチャレンジしています。

今回は背中。


まずは一人ずつ、ピアノの演奏のエチュード。その中で心境を表現していきました。もちろん後ろ向きです。それぞれで時間を区切りチャレンジしたのですが、やはり難しかったのか、なかなか長くは続けられません。
その後、いつものように振り返りへ。どのような心境だったのか、その心境が上手く表せていたか、そしてどうしたらもっと伝わるように表現できるのか。


背中を中心として魅せなければならないため、それはとても難しそうでした。ですが背中はいいですね。表現しようとして出ていたものではないかもしれませんが、それぞれの人間の個性が出ています。生き様であるとか。 背中で語れるようになることは、とても大事なことのように思いますので、是非もっと意識していってもらえればと思いました。



最後のワークでは、人数の関係で僕も参加させて頂きました。
内容は、2人で共通の単純作業をしながら、一方は例えば夕食のことで頭がいっぱいで、それが言葉として出てきます。もう一方は、例えば明日のテストのことを考えながら、しかし言葉としては出てきません。
同じ空間、時を同じくしているのに、ほぼ干渉しない2人。ですが客観的に見ていると2人の関係のズレが面白く見えたりします。

やろうとしている方はとても大変でした。
作業の手を止めることはできないし、頭では他のこと考えなければいけないし、それを言葉にしたり、その言葉を受けて反応したりもしなければならない。
同時に3つも4つも意識を働かせなければならない状況で、それぞれの課題を見つけているようでした。さらにさらに、前に進んでいきます。

沢大洋


2012年9月1日土曜日

手、足だけの演技

稽古日 2012.8.29

約3ヶ月ぶりに筒井さんのクラスにお邪魔してきました。

今回は手だけの演技、足だけの演技というものに挑戦されていました。いつもはセリフや表情といったものが演技にはついて回りますが、今回はそれらを取り除き、手だけ、足だけの演技というものを模索されていました。

まず、自分自身で何らかの状況、もしくは感情をイメージして、それを手、足だけで表現するのです。そしてそれらを他の受講生に観てもらって、どう見えたかを聞くというものです。改めてやってみたり、見てみたりすると、動きにしてはほんの少しの違いしかないものが、感情にすると意外と大きな差になるものです。

それに、人によっては自分が考えている気持ちとは全然違うものが伝わってしまうケースもありました。演技においてはそういった特殊性は理解して使わなければならないということでした。

そして最後に即興で状況を作り、今度は身体全部を使った演技をしました。今回、それまでの部分で、身体の一部位に意識を向けて演技した為に妙な違和感を感じた方もおられたようです。

さてさて、もうすぐ本番台本を使った稽古に入りそうな気配もしております。どんなお芝居になるのか乞うご期待です。ではではまた来週。

2012年8月23日木曜日

公演に向けて一歩、一歩

講座の前半は、ミーティングに時間が充てられ、チーム名、キャプテンが決まりました。チーム名は『絶対大丈夫か』に決定!(表記はロゴなどの関係から宣伝担当者に一任)キャプテンは選挙の結果「タイト」君に決定しました。彼がチームリーダーとして公演までこのグループを引っ張ってゆくことになります。また、上演する作品について演出家から「既成の台本をベースにした喜劇をやりたい!」という構想が語られました。
 そして、講座の後半は「声」をテーマにしたエクササイズを行いました。久々にこのチームの練習を見させて頂いたのですが、とてもいい雰囲気で楽しそうでした。受講生が持ってきた練習方法をシェアして、それを試してみて、最後にそれを検証する、そうした練習がメンバーになじんでいるように感じました。こうした練習を半年間共有して来た結果でしょうか、以前見た時よりみなさん上手になっていて驚きました。

 公演に向けてのスタッフワークの役割も決定し、一歩一歩本番に向けて準備が整っていくのを感じます。これから徐々に集中も高まり、きっと焦りや、プレッシャーも感じることと思いますが、このいい雰囲気をぜひ維持していってもらいたいものです。
 

2012年8月8日水曜日

歩く、出会う

8/8 筒井さんラボの様子をお届けします。

まずはユニット名についての話合いをしました。メンバー全員で話合いが出来なかったため、次回持ち越しとなりましたが、驚きのユニット名に決まるかもしれません!

そしてスタッフ決めへ。
舞台監督、舞台美術、照明、音響、衣装、小道具、宣伝美術、制作の部署がそれぞれ決まりました!
もう一方のラボ公演クラス、ハナレズをお手本としてやっていくことになりそうですよ。


諸々話合いが終わりワークへ。
今回は引き続き「歩く」ということに主眼をおいて稽古していきました。
「歩く」スピードを段階に分ける。
応用編として、歩いて対面の人のところまで行き、前まで来たら座り、頭を下げ、頭を上げ、立ち上がります。そして元の位置へ。 ということもやりました。

応用編では動作のスピードを変化させていくため、色々な意味、関係が生まれます。
ワーク後それぞれに振り返りの時間があるため、どう見えたのか知ることが出来ます。筒井さんのラボは、メンバー同士、よく話し合います。それがいいんですね。お互いの共通認識が増え、新しい発見も共有出来ます。


そして最後のワークです。
「エレベーター」で知らない2人が出会い、トラブルを共有し、分かれるワークです。
上記の応用編を、更に具体的におとしていくワークになりますので、不自然さや、2人の認識のずれが浮き彫りとなり、いい気づきの時間となりました。


さて、もうそろそろ作品創作に入っていくということです。
これまでの成果を存分に発揮し、また、さらに上のステージに行くのを楽しみにしています!


2012年8月2日木曜日

ここから折り返し!

今回はあまり見ることが出来なかったのですが、練習後、はじめての飲み会を開催しました。
思えば半年経過しており、稽古だけでは感じる事ができなかったそれぞれの人柄に触れる事ができたのではないかと思います。そしてユニット名、座長、スタッフももう間もなく決定します。そして台本も8、9月あたりにはあがるという事で、こっから濃い作品創作の時間となりそうです!

さて、スキルアップクラスもスタートをきったんです。昨日の8月1日に始まりました。
さらにもう一方の柳沼さん(烏丸ストロークロック)の公演クラスも再始動。最終年度のクラスとなります。


『アクターズラボ』にて俳優へのアプローチを多様に知り、刺激を受けています。
このブログでも、なるべく分かりやすくお伝えできればと思います。

沢大洋

2012年7月26日木曜日

「立つ」「歩く」

今回のラボは、まずユニット名の候補を出し合いました。それぞれが1つ以上アイデアを持ち寄り、候補を絞りました。かわいらしいネーミングが多いですね。そして付加されている意味も多様で、このクラスに対する期待が感じられました。
そして次にスタッフの希望を出し合いました。経験者から初心者まで様々ですが、希望がほぼ被らず。ラッキーですね!そしてなんと座長なるものも決めるようです。
次回、決定しそう。楽しみですね。


さて!
ワークの方はと言いますと、短編から離れ即興での実施。
今回は、「立つ」「歩く」を徹底的にやりました。

まず「立つ」
腰から上を脱力し、1人が脱力具合を確かめます。本人の自覚してる以上に脱力は出来るようです。そこから、背骨を下から起こし組み上げて「立つ」姿勢に近づきます。


そして「歩く」
歩くってなんだ。という構造を考えるところからスタートしました。まずどこから動き始め、どのように動きが伝播していくのか。
答えは『ひざ』からでした。ひざを前に動かす。そこからスタートです。ひざが折れ、かかとが浮き、ひざを軸に足が回転。そして着地。
その連続です。

それぞれのクセを丹念にチェックしました。
そして歩くスピードを様々に変え、スピードによって歩く構造が変わらないように。。
何回も何回も何回も歩きました。


写真は参考まで!




2012年7月19日木曜日

チームとして、役者として成長を。

昨日のラボ。

一週空いての稽古。
最初は、ユニットネームを決めようという話合いを。みんなで一個ずつ考えてこようということになりました。筒井さんには、半年間練りに練ったユニットネームありましたがどうなるか。来週決まるかもしれません。どんな名前になるのか楽しみです!


そして、次にスタッフ責任者も決めちゃおうという話に。。
先日公演が終わったばかりの、劇研アクターズラボ+烏丸ストロークロック:ハナレズのスタッフワークを参考にする模様。
『舞台監督、舞台美術、衣装、小道具、照明、音響、宣伝美術、制作』
この中からメンバーが希望を出し、決定していきます。


ラボ開始からほぼ半年。いっきにチーム感が出そうですね。



さてワークの方は、一旦セリフから離れ即興的なことをしていきました。2、3月ころにやったワークをそのままやってみたり。


セリフ劇を介して、役者としての意識を拡大してきたものがどう結実しているのか。この半年間で何を得たのか試されるワークとなりました。




結果としまして。。。
舞台に、まず立つことが出来るようになったということ。
それぞれの成長を感じたということ。
自らの状態を、認識できるようになってきたということ。

もしかすると、ここでやっとスタートラインかもしれません。
ですが確実に力を付けてきているメンバーは、さらに速いスピードで飛躍していくことと思います。


沢大洋

2012年7月7日土曜日

集大成のお披露目を。

先日、久しぶりの筒井ラボがありました。筒井さんが京都、名古屋の2都市公演に演出家として参加されており、その中日に実施されたものです。

今回何よりも感じたのは、このクラスをメンバーが心待ちにしていたということ。
筒井さんとはおよそ三週間ぶりの再開となり、<緊張もありながらですが。>話合いをしたり、長期の自主練で積み上げたものを披露していました。


筒井さんの必要な役者像がメンバーの中にも浸透してきていて、それぞれ出来ているところ、出来ていないところの「自覚」している部分が大きくなっているようです。
あーでもない、こーでもないと、どんどん自己判断の領域を増やしていってもらえればと感じましたし、メンバー通しで良い話合いを持ってくれればと思いました。

さて、次回は一週あけてのクラスとなります。今までやっていた短編の創作はいったん置いて、以前の即興演技に立ち戻り、それぞれの成長を確かめるそう。。
みなさん、お楽しみに!!                         沢大洋





2012年6月14日木曜日

点を線に。

本日は引き続き、別役実さんの短編をひたすら稽古しました。1ペアずつじっくりじっくり時間をかけて立ち稽古、ダメだし、立ち稽古、ダメだしの反復でした。
個々人のクセを見いだし、それを修正。そして新たに感情や動作等のアクセントとなる演出を入れていきます。じっくりはやっていますが、演技の情報がどんどん加算されていきます。これまでの経験と感覚を頼りに改善していくのですが、対応力と反復が求められます。

その稽古の中で付けられるいくつかの演出を、筒井さんは『点』と呼びます。
そして、点をいかに線にしていくかが求められていきます。点となるアイデアを人物に満たし、人物は躍動します。

今回、躍動を感じた瞬間が何度かありました。
以前感じた即興の面白さから、劇中のキャラクターの面白さへ。確実に前に進んでいます。みんな役者になっていきます。

沢大洋