2014年1月18日土曜日

ありがとうございました。

劇研アクターズラボ+ルドルフ“絶対、大丈夫か”の最終公演となる『フンベルバルディンクの衛星生中継』、無事、閉幕致しました。ご来場いただいた皆様、関わってくださった皆様、誠にありがとうございました。

『絶対、大丈夫か』はこれにて解散となります。
振り返るにはまだ時間が必要かもしれませんが、メンバーにとって、1年間の作品づくりの行程(前回からの継続メンバーには2年間)、そして本番の舞台の時間が、それぞれのこれからに繋がっていくことを願っています。



ありがとうございました。

1/18 沢









2014年1月10日金曜日

舞台上で勝負すること。



本日、最後の通しが終了しました。いよいよ、明日小屋入り。3日後には本番が待ち受けています。

今回の通しですが、前回より格段によくなっていました。台詞も板についてきて、段取りもしっかりと果たしていたように見受けられました。
ですが全体の印象として、奇麗だけどコンパクトにまとまっており、何かが足りないような印象でした。

最後に総評として、筒井さんが「舞台上では何があっても負けるな。」ということを話されていて、今回の通しの内容にとても府が落ちました。
メンバーは皆まじめで優しいから、たくさんの背負うものがあって、たくさんの気負いがあるのだと思います。前へ一歩ずつ。ゆっくりでも一歩ずつしっかりと前へ。舞台上で勝負すること、役者の醍醐味です。まだ時間はありますし、今までの時間もしっかりと生きているはずです。



1/9 沢

2014年1月8日水曜日

地球の外にも、居場所はあった。

劇研での稽古が続いています。
オペブースから舞台を見下ろすと、宇宙空間であるような黒い床。そして白いラインで縁取られ、それぞれの現在地を指し示しています。


『―地球の外にも、居場所はあった。―』
この公演のチラシに書かれているキャッチコピーですが、とても大好きなキャッチコピーです。このお芝居に触れながら、宇宙と自分のスケールを比べてみたり、人のちっぽけさ、偉大さを考えてみたりして、自分が生きていることについてが頭をよぎります。
舞台上のみんなは、台本を読む度に、そして舞台上ではもっとダイレクトにそういったことを感じているのだろうと思います。


みな、疲労困憊であると思います。
だからこそ、むしろ感覚が研ぎすまされ、生き生きと、チャーミングな存在になっていっています。もっといい作品にしてやるんだと、本能的に己を奮い立たせるんだと思います。


さて、本日発表させていただきましたが、筒井加寿子さん担当の公演クラス(ユニット名:絶対、大丈夫か)は、第二期となる今期が最後となります。1月12日(日)からの本番が、このユニットの最後の舞台となります。その勇姿を、ぜひ見届けていただければと思います。

1/8 沢

2014年1月6日月曜日

いよいよ、本番週となりました!!

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。


さて、新年はじまって間もなく。今日から仕事初めという方も多いと思いますが、このクラスはもう本番週に差し掛かっています。正月休み返上で、年末の勢いのまま稽古に臨んでいます。大晦日の夜もカラオケボックスで稽古していたそうです。(正月前後、稽古場は空いていないですからね。)
ここから毎日劇研での稽古ですが、稽古の緊張感がグググと上がっていっていて、スピード・テンポも上がっていっています。劇研の稽古に慣れたのか、声量も上がってきていて、舞台上から客席に”伝える”感覚が研ぎすまされていっています。


















さて本日は、沢山ある場面転換の稽古をしました。小道具の移動が多く、誰が何をどこへ運ぶのか、シーンを繰り返しながら確認していきました。その中でも、繰り返し行うシーン練、場面転換練毎に、それぞれの理想を定め、毎回成長するんだという意志を持って稽古に取り組んでいるように感じました。目の感じが、去年とは違うんです。


















さて、本番は12日の日曜日から!
嬉しいことに、12日14時の回は満席となり、販売終了となりました!!
今回は3ステージしかありません。1月の京都は演劇の公演自体も少ないようですので、この機会にぜひお越しいただければと思います!!!


劇研アクターズラボ+ルドルフ
“絶対、大丈夫か”第2回公演

フンベルバルディンクの衛星生中継

脚本・演出 筒井加寿子

岩﨑果林 岡本昌也 柿谷久美子
竹内香織 多田勘太 

1月12日(日)14:00/19:00
1月13日(月・祝)14:00
アトリエ劇研

一般・・・1,800円(前売り当日共)
学生・劇研アクターズラボ受講生・・・1,300円(要学生証)


ご予約はこちらから。


1/6 沢大洋



2013年12月31日火曜日

今年最後。アトリエ劇研にて。


本年最後の講座でした。
アトリエ劇研で夜のみ稽古の予定でしたが、昼過ぎから追加で借りて、昼から夜までの稽古でした。

それぞれの台詞量の多さ、段取りの多さ。そして演出は稽古の都度変化していくところもあるので、集中を保って、筒井さんの演出についていきながら、そしてそこから自ら発揮出来る事を探りながら演じていきます。
段取りは数々あれど、大事なのはやはり役者の力。筒井さんもおっしゃっていましたが、「光を自分自身に集める」「自ら空気を動かす」ということです。

さて、講座は今年は終了。
ですが、明日、明後日はカラオケボックスで練習するという言葉が聞こえてきました。正月休みも返上で稽古に打ち込んでいくようです。

公演は12日からです。ぜひ。

劇研アクターズラボ+ルドルフ
“絶対、大丈夫か”第2回公演

フンベルバルディンクの衛星生中継

脚本・演出 筒井加寿子

岩﨑果林 岡本昌也 柿谷久美子 竹内香織 多田勘太 

1月12日(日)14:00/19:00
1月13日(月・祝)14:00
アトリエ劇研

一般・・・1,800円(前売り当日共)
学生・劇研アクターズラボ受講生・・・1,300円(要学生証)


舞台監督:西田聖(GEKKEN staff room)
照明:真田貴吉
音響効果:奥村朋代(GEKKEN staff room)
企画制作:沢大洋
助成:京都府文化力チャレンジ
協力:シバイエンジン

チケット取り扱い・ご予約

アトリエ劇研
〒606-0856
京都市左京区下鴨塚本町1
075-791-1966(10:00〜18:00)

主催:特定非営利活動法人劇研
ご予約はこちらから!!

12/28 沢

2013年12月28日土曜日

通し稽古。それぞれがどう感じたか。

本番会場となるアトリエ劇研にて、初の通しをしました。
まだ少し、台本を持ちながらの部分もありましたが、セリフ、段取り共に段々と身体に入ってきている状況でした。(最後のシーンは退館時間が迫り、残念ながら出来ませんでした。)
写真をみてもわかる通り、粗方、舞台装置、小道具が揃ってきています。衣裳もあとちょっとです。


出来としては、どうだったんでしょうか。まずはメンバーがどう感じたのかが気になるところ。
外から見ていると、初めてのアトリエ劇研での稽古、そして初めて舞台装置、段取り、セリフに気をとられている印象でした。そしてコメディ作品なので、通しでは客からの反応が得られないのも難しいところ。上演の中でメンバー自身が感じたであろう違和感を、いかに早く消していけるかが大事なように思います。アトリエ劇研でずっと稽古できるわけではないので、通しの感触をなるべく新鮮に覚えておいて、どうすれば違和感がなくなるか、実践の中で、通しの感覚と重ねながら確かめていって欲しいと思いました。

ですがもちろん、キラリと光りだしそうなシーンもありました。
上演中に違和感ではなく、役柄と自身の感情が高まり合って調和して、それぞれのある一定のラインを超えた時もあったと思います。出来ている感覚と言いますか。
そこは絶対に信じて、その感覚を揺るがない芯に置いて、キャラクターを育てていって欲しいと思いました。

さて、もう2013年が終わります。講座としては12月28日が最終稽古。
毎日の稽古で疲労もかなり溜まっていると思います。ですが、ここまで稽古を踏ん張り、正月はしっかり休みをとって、新年、着実な一歩を踏み出して欲しいと思います。

12/25 沢

2013年12月25日水曜日

前へ前へ

 衣裳、音も段々と揃ってきました。
そんななか、初めの方からシーン稽古を進めていきます。現在、自主練と講座の区別は、ほぼありません。毎日のように自主練時間が取られ、筒井さんもほぼ毎回稽古に付き合います。ラボ史上、ここまで稽古を共にする講師の方はいなかったんではないでしょうか。贅沢な時間です。



さて、筒井さんの指導も、どんどん熱を帯びているように感じます。
ダメ出しの度に筒井さんが前に出ていき「こういう風にやって」という風に、動きながら指導にあたります。メンバーも必死についていこうとしますが、どうしても筒井さんがやるようにはいきません。前にも触れましたが、ポイントポイントをおさえながら、その間をいかに自然かつダイナミックに繋いでいくか。それぞれの個性、頑張りが試されるところです。稽古中にイメージを膨らませる時間はあまり取れないため、家に帰ってからの自主練にかける時間が必要に思います。年末、慌ただしい時期にかなりきつい作業になると思いますが、もう一踏ん張りというところです。


25日は初の通しです。台本は、ほぼ覚えました。
緊張もするかと思いますが、前へ前への精神で、現時点での最高の舞台を期待しています。

 

12/23 沢