稽古日 2012.5.23
今回は、筒井さんから自主稽古する際の方法論が色々と提示されました。
その人の見ている風景や情景に出来るだけ近付こうというのは本当に大変な作業だと思います。今はどんどんと細かく区切ることで、そのヒントを色んな所から探そうという作業がメインに行われています。
セリフに引っ張られるのではない演技。一言で言えてしまいますが、日頃自分のやる作業とは考えの道筋がまるで逆です。その逆の作業ゆえに難しいですね。それに相手は実際にいる人ではなく、台本の中の人となればなおさら。
本番というものの前に向き合った時間の中で考えた部分は、直接ではなくても演技の自信になるとは思います。考えれば考える程、分からない所にぶち当たり、その余白は最終的には何か言葉で説明出来ないものが埋めるものだと思います。そのヒントはそれぞれによって違うもので、最後の最後の答えは台本の中ではなく、自分の生活の中にあるのでしょう。
最近は天気の不安な時期も続いています。もうすぐ梅雨の時期でしょうか。ではまた。