2012年5月24日木曜日

細かく細かく

稽古日 2012.5.23

動作についての動機付けをどんどん細かく細かく探る作業が続いています。

今回は、筒井さんから自主稽古する際の方法論が色々と提示されました。

その人の見ている風景や情景に出来るだけ近付こうというのは本当に大変な作業だと思います。今はどんどんと細かく区切ることで、そのヒントを色んな所から探そうという作業がメインに行われています。

セリフに引っ張られるのではない演技。一言で言えてしまいますが、日頃自分のやる作業とは考えの道筋がまるで逆です。その逆の作業ゆえに難しいですね。それに相手は実際にいる人ではなく、台本の中の人となればなおさら。

本番というものの前に向き合った時間の中で考えた部分は、直接ではなくても演技の自信になるとは思います。考えれば考える程、分からない所にぶち当たり、その余白は最終的には何か言葉で説明出来ないものが埋めるものだと思います。そのヒントはそれぞれによって違うもので、最後の最後の答えは台本の中ではなく、自分の生活の中にあるのでしょう。

最近は天気の不安な時期も続いています。もうすぐ梅雨の時期でしょうか。ではまた。


2012年5月18日金曜日

根っこから栄養を吸収していく。

今回のラボ。
今までの短篇をさらに区切って2人芝居を。
自主練を何回も行っているようで、ばっちり成果が出ていました!



そして、次のステップ。
自分の中で、しっかりと衝動が起こってから行動におこすことを徹底してやりました。
(ex.筆立を触りたいという気持ちが湧いてから筆立を触る。)

これが異様に難しく、みな苦戦していました。
どうしても無意識化で動いてしまったり、気持ちが湧きおこるまでの間に恐怖を感じてしまったり。





ですが演じるときに感じる、この隙間のような「ウソ」を自覚することは、役を演じることの始まりのようでいて、終着点にも関わるように思えました。ですので、(特に演劇初心者にとって)正しく役者への道のりを歩んでいるのだな、と変に納得してしまいました。

次の成長が楽しみな日々が続いています。


沢大洋






2012年5月9日水曜日

芝居という素敵な空間

稽古日 2012.5.9

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

今日は昼間に通り雨がふっていましたが、稽古前にやんでくれていて、ほっとしました。もうすぐ雨の多い季節でしょうか。

ラボは今日もひき続き最近続いている台本の発表でした。

先週の担当者がブログにも書いていましたが、どんどん念頭におくことが増えていっている感じがします。ただ、自分は一週間おいて2週間ぶりにみなさんの演技を見ましたが、なんというか、前回見た時より、人となりというか、役の輪郭とでもいったものが、確実にパワーアップしてます。もちろん、それぞれで自分の演技に対する不満というものはあるとは思いますが、前を向いているのを感じます。

自分はメンバーそれぞれとそこまで深くお話していないので、それぞれが何を求めて演劇の世界にきたのか、いや、何が嬉しくて続いているのか、などといったことは知りません。ただ、それぞれが自分の演技や、空間に対して話すのを聴いていると、それぞれの色んな気持ちが少しだけ伝わってくるような気がします。

あと、自主練の成果(?)なのか、メンバーが徐々に仲良くなっています。メンバー同士の信頼関係というのは確実によいお芝居につながると思います。信頼してるからこそ、評価が嬉しくなったり、ダメ出しだってできるというもの。

みなさん、お芝居を通してよい仲間になっていくのでしょうか。まだまだラボは続きます。

2012年5月4日金曜日

短編創作


演劇が初めてのメンバーが多いこのクラス。
最近までエチュードをやっていたのが、台本が渡され、さらにかなりの量のセリフを覚え、台本を見ずに演技をしています。進度を速めながら前へ前へ。



まず最初、台本について意見を出し合い、実践へ。
10分くらいの長いシーンです。2人ずつ6ペア。順繰りにシーンをまわします。
まず、セリフを覚えるということが大変です。そして覚えたからといって、イメージ通りに演技が出来るわけではありません。
最後はみんなで振り返り。

念頭に置かなければならないことが、たくさん増えていきます。
ですがその分メンバーは、とても早いスピードで演劇を吸収していっているように思います。