2013年12月31日火曜日

今年最後。アトリエ劇研にて。


本年最後の講座でした。
アトリエ劇研で夜のみ稽古の予定でしたが、昼過ぎから追加で借りて、昼から夜までの稽古でした。

それぞれの台詞量の多さ、段取りの多さ。そして演出は稽古の都度変化していくところもあるので、集中を保って、筒井さんの演出についていきながら、そしてそこから自ら発揮出来る事を探りながら演じていきます。
段取りは数々あれど、大事なのはやはり役者の力。筒井さんもおっしゃっていましたが、「光を自分自身に集める」「自ら空気を動かす」ということです。

さて、講座は今年は終了。
ですが、明日、明後日はカラオケボックスで練習するという言葉が聞こえてきました。正月休みも返上で稽古に打ち込んでいくようです。

公演は12日からです。ぜひ。

劇研アクターズラボ+ルドルフ
“絶対、大丈夫か”第2回公演

フンベルバルディンクの衛星生中継

脚本・演出 筒井加寿子

岩﨑果林 岡本昌也 柿谷久美子 竹内香織 多田勘太 

1月12日(日)14:00/19:00
1月13日(月・祝)14:00
アトリエ劇研

一般・・・1,800円(前売り当日共)
学生・劇研アクターズラボ受講生・・・1,300円(要学生証)


舞台監督:西田聖(GEKKEN staff room)
照明:真田貴吉
音響効果:奥村朋代(GEKKEN staff room)
企画制作:沢大洋
助成:京都府文化力チャレンジ
協力:シバイエンジン

チケット取り扱い・ご予約

アトリエ劇研
〒606-0856
京都市左京区下鴨塚本町1
075-791-1966(10:00〜18:00)

主催:特定非営利活動法人劇研
ご予約はこちらから!!

12/28 沢

2013年12月28日土曜日

通し稽古。それぞれがどう感じたか。

本番会場となるアトリエ劇研にて、初の通しをしました。
まだ少し、台本を持ちながらの部分もありましたが、セリフ、段取り共に段々と身体に入ってきている状況でした。(最後のシーンは退館時間が迫り、残念ながら出来ませんでした。)
写真をみてもわかる通り、粗方、舞台装置、小道具が揃ってきています。衣裳もあとちょっとです。


出来としては、どうだったんでしょうか。まずはメンバーがどう感じたのかが気になるところ。
外から見ていると、初めてのアトリエ劇研での稽古、そして初めて舞台装置、段取り、セリフに気をとられている印象でした。そしてコメディ作品なので、通しでは客からの反応が得られないのも難しいところ。上演の中でメンバー自身が感じたであろう違和感を、いかに早く消していけるかが大事なように思います。アトリエ劇研でずっと稽古できるわけではないので、通しの感触をなるべく新鮮に覚えておいて、どうすれば違和感がなくなるか、実践の中で、通しの感覚と重ねながら確かめていって欲しいと思いました。

ですがもちろん、キラリと光りだしそうなシーンもありました。
上演中に違和感ではなく、役柄と自身の感情が高まり合って調和して、それぞれのある一定のラインを超えた時もあったと思います。出来ている感覚と言いますか。
そこは絶対に信じて、その感覚を揺るがない芯に置いて、キャラクターを育てていって欲しいと思いました。

さて、もう2013年が終わります。講座としては12月28日が最終稽古。
毎日の稽古で疲労もかなり溜まっていると思います。ですが、ここまで稽古を踏ん張り、正月はしっかり休みをとって、新年、着実な一歩を踏み出して欲しいと思います。

12/25 沢

2013年12月25日水曜日

前へ前へ

 衣裳、音も段々と揃ってきました。
そんななか、初めの方からシーン稽古を進めていきます。現在、自主練と講座の区別は、ほぼありません。毎日のように自主練時間が取られ、筒井さんもほぼ毎回稽古に付き合います。ラボ史上、ここまで稽古を共にする講師の方はいなかったんではないでしょうか。贅沢な時間です。



さて、筒井さんの指導も、どんどん熱を帯びているように感じます。
ダメ出しの度に筒井さんが前に出ていき「こういう風にやって」という風に、動きながら指導にあたります。メンバーも必死についていこうとしますが、どうしても筒井さんがやるようにはいきません。前にも触れましたが、ポイントポイントをおさえながら、その間をいかに自然かつダイナミックに繋いでいくか。それぞれの個性、頑張りが試されるところです。稽古中にイメージを膨らませる時間はあまり取れないため、家に帰ってからの自主練にかける時間が必要に思います。年末、慌ただしい時期にかなりきつい作業になると思いますが、もう一踏ん張りというところです。


25日は初の通しです。台本は、ほぼ覚えました。
緊張もするかと思いますが、前へ前への精神で、現時点での最高の舞台を期待しています。

 

12/23 沢

2013年12月23日月曜日

通し稽古へ向け。



二幕のおもしろシーンを中心に稽古。おもしろシーンといっても、二幕にあるシリアスなシーンの流れからおもいっきり印象を変えることで、二幕全体が引き締まって、より一層深いものになるであろう、大事なシーンです。全体からのギャップがあるため、メンバーにとっても難しいシーンになるのではないかと思います。
作品の核になる稽古が増えてきて、なかなかブログに載せずらいのですが、どんどん良くなっていて、稽古でも見応えがあります。それぞれのキャラクターも見えてきました。

後半、スタッフの舞台さん、音響さんが来られました。スタッフワーク面も佳境です。
そして一週間後、通しの予定です。ここをまずは大きな目標に、毎日の自主練が続いていくことと思います。

12/18 沢







2013年12月18日水曜日

セリフを入れ、身体を自由にする。

前回に引き続き、第二幕の通しを実施。



一幕とうってかわって、コメディ作品ながらもほろ苦く重い場面があります。
感情を大きく動かしますし、色々な方向に振れていきます。また、その感情をかなりシャープに発露しなければならない場面が多く、いかにその域に達するかが大事になってきそうです。

前回と合わせてランタイムを計測。作品全体の上演時間は1時間50分を目指していくとのこと。そのためにセリフをすぐにでも入れ、セリフをスムーズに言えるようになって、身体を自由にすることが不可欠です。毎日の自主練と、それぞれの仕事で大忙しの毎日ですが、時間を確保していかなければなりません。
このクラスは既にエンジンがかかっていますが、さらなる加速が求められていきそうです。



12/16 沢


初めての通し稽古で、作品を掴む。

今回は、一幕の通しをしました。
通しと言っても、まだ台本は離せません。ですが、段取りやシーンのニュアンスは身に付いてきていて、見ていて流れが伝わってきます。一幕は『序破急』の“序”の部分。まずは作品の世界観、そしてこれから展開していく物語のさわりを伝えていきます。

無事、一幕の通しが終わり、筒井さんからは、想像よりできが良かったんではないかとのコメントがありました。メンバーからも通してみた感触を確認しましたが、「流れが体感でき良かった」「それぞれの役割がはっきりしてきて、どこまでやっていいのか知ることが出来た」などの前向きな感想が多かったです。
もちろん課題はたくさんありますが、ペースとしてはなかなかではないかと思います。

さて最後に、改めてこの作品に込めるメッセージを筒井さんからメンバーへまっすぐに伝え、終了となりました。

12/14 沢


2013年12月11日水曜日

ベースを保つ

今回のラボ、稽古時間が短いこともあり、かなりのスピードで進んでいきました。





















稽古中、キャラのベースをいかに保つかが問題になったことがありました。わりと大人なキャラの為、ゆったりとした自分のペースを常に持ったまま、ふざけてみたり、まじめぶってみせたりという表現が必要になってくるわけです。テンションを上げる事に重きをおくとベースが崩れるし、ベースを保つ事に重きを置くと、スピードやパワーが落ちていきます。
その二つをいかに共存させるかは、今のところメンバーに任されていますが、とても難しい部分ですね。ですがまだ一ヶ月ありますから、変化を楽しみにしています。

後半は、オープニング部分の稽古をやっていきました。
モノを、誰がどこに、どのように運ぶかが決まっていて、メンバーもしっかり把握しています。すると、演じ手もそうですし、演出サイドとしても、気にするべき点が減って演技に集中できます。この段取りの把握は、本番直前になって、とても有効に働いてくるのではないかと思いました。段取りを覚えるのは、なかなか大変のように思いますので。


さて、今回の稽古は終了。いつもの2倍くらいの空間での稽古で、声量も意識できたのではないかと思います。

12/11 沢



台本完成!点と点を繋ぎ、星座を見いだす。

台本が完成しました!
今まで第二幕までの完成稿だったものに第三幕が合わさり、全貌が遂に見えてきました。
筒井さんの生き方、思想が大きく現れてくるようで、メンバーが向かう先も、ビシッと定まっていくのではないかと思います。



















稽古に入り、第三幕を中心に繰り返し練習を行っていきます。
やりながら、筒井さんから何度も指示が出ます。完成稿があがってすぐですので、台本の紹介といいますか、筒井さんが「私はこう考えて台本を書いた」というポイントを、細かく伝えていきます。間の取り方であったり、声色の変え方、リズム感、ネタのニュアンス等々。折れ線グラフで言うならば、どういう点を通って台本を辿っていくかの確認です。



















さて、次のステップとして、点と点で繋いだ流れの『間』を、それぞれの感性と鍛錬でどう繋ぐのか。その『間』にどんなビジョンを持つのか。ここにかかっています。

12/9 沢



2013年12月7日土曜日

第二幕がほぼ完成し。

今回のラボ。
第二幕の完成稿がほぼ出来上がってきました。今まで仮の状態だった台本から、少しずつ変更が入っているようです。


さて稽古の様子を見ていると、各々の発話にメリハリがかなりついてきたように思いました。自主練の成果でしょうか。
セリフ毎に、相手、そして観客に何を伝えたくて、どこで笑いを取りにいくのか。舞台上でどんな印象を与えたいかがクリアになってきていました。そして何より、セリフの入りが早いです。


前回の作品と違い、なかなかシリアスなシーンもあります。今回も稽古でやりました。それぞれの、これまでの人生、これからの人生を重ねていきながら、どうしても重くなってしまうところを、コメディ作品としていかに上演するか。メンバーと、筒井さんの腕の見せどころとなりそうです。

12/4 沢







2013年12月4日水曜日

第一幕完成!!

今回のラボ。
お馴染みの浦島さんも見学に来られ、フルメンバーで稽古していきました。
今までは仮台本だったのですが、今回、第一幕の完成版がみんなに配付されました!

まずは読み。そしてすぐに立ち稽古へと移っていきました。
全体のビジョンを確認するため、オープニング(導入部分)を稽古したり、舞台、照明、音響を意識した演出が追加されていきます。

シーン毎に、舞台配置がどうなっていて、どこに照明がついていて、どんな音響がなっているか。それを把握していくのは、役者が舞台に立つ上でとても重要です。そこから、何ができるのかを考えることができます。速いテンポで稽古が進んでいきましたが、ワンシーン毎に、しっかりと舞台配置、立ち位置等を覚えていって欲しいものです。
ラスト、自主練に来れないメンバーがいるということで、他の全員登場するシーンを稽古していきました。
12/2  沢


2013年12月2日月曜日

望遠鏡がきた。


今回のラボ、メンバーの岡本君が雨の中、望遠鏡を持ってきてくれました。チラシにも描かれているように、とても重要な小道具となりそうです。
そして、舞台上で使う消えモノ(食べ物)やその他の小道具など、どんどん揃ってきていて、実際の舞台に近い状態で稽古が進んでいきます。


最近の稽古は完成しつつ在る台本で、繰り返し立ち稽古をしていっています。筒井さんからのダメだしが入ったり、台詞ごとに筒井さんがメンバーに実演してみせ、「ここは鋭く」「ここは声色を変えて」と、指示をだしていきます。そして、メンバーがやってみると、実際にシーンが立体的になり立ち上がってきます。そこで、メンバーがただのモノマネにならないことがポイントかと思います。

さて、最近は少し風邪が流行っていそうです。これからはさらに寒い時期が続くので、しっかり栄養と睡眠をとり、稽古に向かっていきたいものです。

11/27 沢

悲惨な話をいかに笑い飛ばせるか

今回の『絶対、大丈夫か』
いつもと会場を変更し、左京東部いきいき市民活動せんたーで講座を実施しました。


最初、車座になってみんなで話をする時間がありました。
タイトルにもありますが、悲惨な話をいかに笑い飛ばせるかが作品のテーマとしてあるという話でした。人生に起こる悲劇は辛いが、それを転化して描けるのが喜劇のいいところです。誰しも(おそらく)悲惨な人生に巡り会うが、いかにユーモアで乗り越えられるか、ということ。筒井さんから見て、そういった人生を送ってきた人は、生き抜いてきた強さ、人としての魅力をとても感じるんだそうです。










人生観を、大人な態度で描き出そうという今回の作品。
メンバーにとっても、役柄を人ごとと思わず、まさに己の事としてとらえ、役柄と一緒になって成長していける作品なのではないかと思います。

11/25 沢

2013年12月1日日曜日

セリフが身体に入っていく

今回の「絶対、大丈夫か」ラボ。
家族のシーンを中心に稽古していきました。

段々と、メンバーがセリフを覚えだしています。ついこの前、台本を渡したところですので、かなりの早さです。それぞれの中に、この台本でやりたいことがある証ではないかと思います。言葉の拘束を自由にして、身体表現にも集中していきます。

11/20 沢

2013年11月27日水曜日

自身と役と。

今回のラボ、着々と進行している台本の第2章(18ページほど)がまとめられ、そこを重点的に稽古していきました。


母親と自分との関わりについて、それぞれの体験を伝え合います。そしてこれからの生き方についても。
僕も横で聞きながら、そういったことを考えてみます。するとその想像が、この作品を自らに近づけるきっかけとなります。自分がこのキャラクターの立場だったらどう思いどう行動するだろう、とか。この作品のメッセージを近くで感じ、自分はどう在りたいか、とか。そして自分だったら観客に、どう伝えたいか、とか。




今回は、舞台監督をつとめていただく西田さんにもお越しいただきました。
ラボメンバーの会話にも自然と加わってくださり、和気あいあいとしたムードで稽古が進んでいきました。
稽古後は、筒井さんとメンバー舞台美術担当の岡本君と西田さんで、最初の舞台美術ミーティングに向かった様子。公演2ヶ月前を切り、スタッフワークも急ピッチで進んでいきます。

11/18 沢

2013年11月14日木曜日

ニュアンスを受け取る。

今回のラボ。左京東部いきいき市民活動センターにて。最近は色々なセンターにお世話になっています。ありがとうございます。

今回は追加台本ではなく、今までのシーンを稽古していきました。
一度はやったことがある箇所です。前回以上の演技が求められます。そんな中の稽古でしたが、やはり上手くいくところも上手くいかないところも。前と同じ指摘をされてしまうところもあるようでした。筒井さんからの指摘のニュアンスを、いかに早くキャッチできるか。そのニュアンスには理由があるはずで、台本を読み込みながら、つきつめていっています。


本番までまだ2ヶ月ほどありますが、  筒井さんもメンバーも、意気込みは並々ならぬもの。もうすぐ自主練もスタートするようで、個々人のレベルアップ、そして筒井さんに披露する前段階での、メンバー間でのシーン作りが求められていきそうです。

沢 11/13

2013年11月13日水曜日

単語ごとに丁寧に捉え発語する。



チラシが到着。メンバーが早速、興味津々といった眼差しでチラシを見ています。
もうすぐ、みなさんの目にとまることになると思います。お楽しみに。




さて、今回は8ページ(2シーン分)台本が追加され、そこを重点的に稽古していきました。また、劇の構成も発表され、110分〜120分の上演になるそうです。


毎回のことですが、初見の台本を、まずはスムーズに読むことが求められます。セリフの一部一部の意味を、しっかり捉え、発語することが必要です。そこで、今回はそのためのワークの時間がありました。

ワーク内容は、①セリフをひとつ選ぶ。②セリフを文節、あるいは単語毎に区切る。③1、2歩の歩調に合わせて区切ったセリフをひとつずつ発語する。④区切ったセリフ毎に、歩く『方向』を変える。というもの。
体に単語がなじむよう、体のリズムと発語のリズムに違和感を感じないように丁寧に進みます。その中で、言えている単語はどれか、言えていない単語はどれかを探り、全てのセリフが言えるように感覚を馴染ませます。その流れで、今度は『エネルギー』も調整していきます。単語毎に必要なエネルギーの分だけ大きく一歩を踏み出したり、間を置いたり。コツは、決して大げさに体現することではなく、「このくらいで言えるだろう」というエネルギーで前進すること。

ワーク後、振り返りの時間がありました。このクラスのいいところは、全員が積極的に意見を言うことだと思います。今日もみんなの意見がありました。その中であったのは、「言葉のまとまりに気付けた」、「意味が噛み砕いて考えられるようになった」などなど。
今回も、講師とメンバーの対話を大事にした講座でした。

沢 11/11

2013年11月7日木曜日

10年後へ向けて

『絶対、大丈夫か』
今回の作品、時間のスケールや、生きること、死ぬこと、メンバーそれぞれの生活が想起されます。まだ台本は途中なのですが、やはり前回とは少し毛色の違う、大人の演劇になりそうです。

そう、今回、自然に舞台に立てるようになるまで10年。という言葉があったんです。(ちょっと表現に誤差あるかもしれません)
10年なんて過ぎ去ってしまえばあっという間。その時間を、今のメンバーはどう過ごすんだろうと想像したりしました。現在、ほぼ初心者からスタートのメンバー。役者としての初めに筒井加寿子さんに出逢えたことはとても大きいことだろうし、いいイメージを持って10年後に向かっていって欲しいと思います。


今は、筒井さんに示唆を与えられながら自発的に何でも生み出していけばいい時期です。この時期だからこそ、いろんな表現方法を試し、また、それぞれの演技の出力の幅を増やしてもらえればと思いました。

11/6 沢




2013年11月6日水曜日

ニュートラルから

今回のラボは、岡崎いきいき市民活動センターにて。
新たに台本が配布され、新しいところと前のところの稽古を合わせてやっていきます。

さて、演技にクセがついているメンバーがありました。演出によって演技のつけ方は全く違うので、色々な作品に出演していると、少しずつ演技に傾向ができていくということです。
それに対し、『まず、いること』を起点とすること。棒立ちで棒読みの演技ができること。これが己の演技体を保つ秘訣であると伝えられました。そして、相手からどう見られたいか、で演技を行うことが大事なようです。







作品の展開が広がりをみせ、世界が垣間見えました。
さて、今回の講座で出てきた『ニュートラル』を獲得し、そこから出発すること。これは生きることにもとても不可欠のように感じました。だからそれを一番に考える筒井さんの作品は、人にとって必要なものになっていくのだと思いました。

11/4 沢

2013年10月28日月曜日

ゆっくりと浸透させていく時期です。

本日も台本が追加され、着々と稽古が進んでいきます。
追加分を読み合わせをし、メンバーからも笑い声が。どんな風に劇が進むのか、楽しみに待っているようです。

今回は読み合わせ後も立ち稽古。
筒井さんががっつり演出として方針を伝えていきます。



















まだ決定稿の段階ではないのですが、筒井さんよりかなり細かいところまで演出がつけられていきます。こだわりが見えてきて、キャラのディテールが、メンバーにゆっくりと浸透していきます。
追加分をある程度稽古し、前のシーンの稽古へ。
一人休みがあったので、代役を立てて演じました。声の出し方、そして劇中の体の変化に合わせた、その度ごとのキャラクターイメージ等々。
台本の内容に合わせ、フリートークもありました。メンバーの兄弟喧嘩のこと、みんなのアイドル的存在は?など。


さて、自主練もぼちぼちスタートするよう。制作担当のメンバーが、稽古場取りにかけずりまわっています。

10/28 沢

2013年10月23日水曜日

スタッフワークも抜かりなく

今回のラボ。
台本が倍に増え(10ページほど)、メンバーが主体となり読み合わせ、そしてシーンの解釈に時間があてられました。キャストイメージが明確なのと、筒井さんがラボ生のクセや特徴を熟知しているため、それぞれの長所、短所を活かしながらのキャラクター造形をしていくことになりそうです。


さて、長く自主連の時間を取った後、次はスタッフワークについて。
前回、制作スケジュール(宣伝や自主連の日程など)が立てられたので、それに合わせて各スタッフのスケジュールが決められていきました。今回はメンバーそれぞれ、『制作』『宣伝美術』、『衣装』、『小道具』、『舞台美術』を任され、スケジュール立案、プラン決定、実際の物集め、作成に取り組んでいきます。

そういえば、素敵な宣伝美術もイメージがあがってきていました。稽古後は制作陣で個別ミーティングもされていたようです。11月中旬頃からチラシ配付予定。お楽しみに!!!

沢 10/21

2013年10月19日土曜日

1月の本番に向け、出発

久しぶりのラボ。今回は1月に向けての台本が少し出来上がり、その読み合わせ、そしてスタッフワークについて話し合われました。

台本はまだ5ページ程。ですが配役は決定していて、この先のビジョンも筒井さんから語られました。読み合わせ、そして立って体を動かしながらも演じてみました。




次はスタッフ決めへ。制作、宣美、衣装、小道具、舞台美術の配置、そしてスケジュールを決めました。チラシもスピーディーに出来上がっていきそうです。

台本は10月下旬には全貌が見えてきそう。なかなかスケールの大きいストーリーで、前回のコメディとはひと味違う、ピリッとビターな、質量のあるお芝居になりそうです。そのために、役者陣はもう二皮くらい成長を求められていくことになりそうです。



沢 10/14

2013年10月4日金曜日

即興でシーンを創作する。


今日は絶対大丈夫かの稽古です。
CTTも終わり公演に向けての稽古が始まります。
脚本を創作するにあたり、即興でシーンを演じてみるという試みが行われました。
筒井さんの中で作品の人物設定と役柄同士の関係性について語られます。
ネタバレになるのでここでは詳しく書きませんが。
そして脚本に書こうと思っているシーンイメージとそれぞれのキャラクターがどんな目的を持っているかを共有します。
これをもとに即興でのシーン創作に取り組みました。
 
即興演技というのは脚本のある演技とはまた違った演技技術が必要になります。
役者さんの演技を見ながら筒井さんから即興をやるときのポイントや即興でシーンを創作する意図が語られていきます。
目的を達成するのだはなく、その目的から派生する関係性や、その役柄が言いそうなセリフをさぐろう。
結果よりもそこに至る経過が見てみたい。
知らないことを説明したり語るときに嘘でも良いから言い切ってします。
またその嘘も曖昧なことを言うよりも具体的な事柄として説明する
 
いかに話を広げていって関係ないやり取りになるかを求められているように思えました。
そのために相手の話を受けてそれにエピソードなどを追加していくことが求められているように思います。
質問を返したり相手の話を否定するよりも「そうだね。そしてこうだね。」と話を足し算していく発想になると即興が変わってくるように思います。
そういう意味で役柄の目的にこだわりすぎるとシーンが停滞してしまうのでしょう。
どうであれ、即興演技を身につけることは一つの武器になります。
筒井さんはシーン創作とともに役者さんの演技の向上も目指しているのではないでしょうか。

梶川(9/30)

2013年9月18日水曜日

2年目は、アダルトな作品に。

「今日はたいしたことせーへんし」の言葉とともに筒井さん登場。今日はトークをするよとのことで、CTTの振り返りからスタート。


1年目のメンバーからは、基礎である発声ができてなかったとか、体の使い方が上手くいかなかったとか。それぞれの課題と、筒井さんからのアドバイス、これからの展望について話していきました。
2年目のメンバーからは、本番をむかえたときの体の気持ち悪さについて。そして客席の意外な反応、衣装小道具からくる信頼感覚。苦手分野の発見。などなど。
1年目では考えられなかった領域の反省点、そしていまだに変われない点。そこに的確で、根っこの部分をついたアドバイスがいっぱい出てきて、羨ましくすらありました。
またアドバイスが、常に日常の生活と結びついていることが筒井さんの特徴です。普段の生活で、体・心を意識することを非常に大事にしています。

その流れで、「大人の役者になるためには?」という話になりました。それには、普段から感じる体・心の違和感に自覚的になり、問題点を自ら見つけ出しながら、解決方法を探っていくこと。それを芝居の体に活かし、役を舞台で成立させるところまでいくこと。それを繰り返し繰り返し。そしてどれだけ上手くなっても、現状維持ではなく常に成長を求めながら。ということでした。
2年目の作品は、前回よりもアダルトで艶のある作品にしたいとのことです。役者は艶がないとね。とのこと。確かに。



トークが終わり、ワークへ。それぞれの失敗談を語ることになりました。
内容は秘密ですが、一通り話し終え、「失敗談って笑えるね」という話に。そこから、「じゃあ、笑えないように話せるかな」という筒井さんの提案のもと、再度同じ話をしました。
どういう違いを出そうとしたか、どう見えたかを振り返り。悲しい失敗談、面白い失敗談でそれぞれ到達点は異なること、そして客観性を保ってやるかで全く違う等々、発見がありました。

次回は再来週。
筒井さんの中には本公演のビジョンができ上がってきているのではないでしょうか。

沢 9/16

2013年9月4日水曜日

絶対、大丈夫か 試演会へチャレンジ!!



衣装、小道具の確認からスタート。もうC.T.T.の本番が迫っているんです。
全て中央に集め、何が足りてないかの最終確認です。その後、劇の構成をどうするか、筒井さんから伝えられました。2種類あるとのこと。どちらにするかは迷っておられるようです。
稽古。最初はオープニングダンス?から。筒井さんの演出らしい可愛らしく、シュールなニュアンスの動きがつけられていきました。音楽に合わせ、筒井さんが身振り手振りで伝えます。そして小道具の初期位置確認など。


劇の練習は、全員が出演するバスガイドパート。稽古場から緊張感が伝わってきて、もうすぐ本番なんだなと感じさせます。
さらに、稽古場の都合で冷房が使えず、扇風機を借りての暑い稽古となりました。(すいませんでした)


コントって、意外と感情の振れ幅が大きいんだなと再確認。
テクニックもだし、感情をコントロール、スイッチする能力も必要です。やはりコメディは難しいですが、それ故にチャレンジのしがいがあります。本番はC.T.T.という試演会の場。おもいっきりぶつけて欲しいと思います。


vol.105上演会
9月7日(土)19:00
9月8日(日)15:00
*受付開始開演の30分前/受付開始と同時に開場


上演協力金:950円(前売り・当日共)

出演団体(50音順/注:上演順ではありません)
勝手にユニット BOYCOTT
絶対、大丈夫か
DRIVAL EFFECT(ドライバルエフェクト)


詳細はこちら。他の団体も観劇できますので是非。


この本番が終われば、いよいよ1月本公演に向けての稽古開始です。
10月末に芝居の内容がお伝えできるかと思います。

沢(9/2)