2013年10月4日金曜日

即興でシーンを創作する。


今日は絶対大丈夫かの稽古です。
CTTも終わり公演に向けての稽古が始まります。
脚本を創作するにあたり、即興でシーンを演じてみるという試みが行われました。
筒井さんの中で作品の人物設定と役柄同士の関係性について語られます。
ネタバレになるのでここでは詳しく書きませんが。
そして脚本に書こうと思っているシーンイメージとそれぞれのキャラクターがどんな目的を持っているかを共有します。
これをもとに即興でのシーン創作に取り組みました。
 
即興演技というのは脚本のある演技とはまた違った演技技術が必要になります。
役者さんの演技を見ながら筒井さんから即興をやるときのポイントや即興でシーンを創作する意図が語られていきます。
目的を達成するのだはなく、その目的から派生する関係性や、その役柄が言いそうなセリフをさぐろう。
結果よりもそこに至る経過が見てみたい。
知らないことを説明したり語るときに嘘でも良いから言い切ってします。
またその嘘も曖昧なことを言うよりも具体的な事柄として説明する
 
いかに話を広げていって関係ないやり取りになるかを求められているように思えました。
そのために相手の話を受けてそれにエピソードなどを追加していくことが求められているように思います。
質問を返したり相手の話を否定するよりも「そうだね。そしてこうだね。」と話を足し算していく発想になると即興が変わってくるように思います。
そういう意味で役柄の目的にこだわりすぎるとシーンが停滞してしまうのでしょう。
どうであれ、即興演技を身につけることは一つの武器になります。
筒井さんはシーン創作とともに役者さんの演技の向上も目指しているのではないでしょうか。

梶川(9/30)

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