コントを題材にした練習が続きます。
ちなみに高槻で行われているごまのはえさんのクラスでも、コントを題材に練習が行われていますが、コントというのは、とてもいい演技の練習になると感じます。「お笑い」は好きな方も多いと思いますが、いざ「笑わせよう」と思っても、なかなか思うようにはいかないのです。例えば「おもろいことをしてやれ」というアクションよりも、相手から受け取ったものにどう反応するかという、「リアクション」がより重要で、アクションとリアクションの的確な積み重ねが笑いを生むことになるのですが、これは、コントでない演劇でも同様に重要です。しかし、コントの場合はこれが最低限できていないと、笑いにつながりづらいので、練習としては有効だと思うのです。
さて、筒井さんはメンバー自身が演技にまつわるさまざまな要素を自分達で発見できるような課題を、とても丁寧に提案していきます。今日出されたテーマは「声の大きさ」ということでした。「声の大きさは何によって決まってくるか」というお題から、声の大きさがどう見え方(印象)に変化を与えるか。について冒頭で意見交換を行ったの後、そこを意識しての練習を行いました。
笑えるコントを作るためには必須と思われる、「コメディーとしての態度」(コメディーを演じる場合の演じ方と言い換えられるかもしれません)を見つけるというのが当面の大きな課題になりそうです。そして、そこを目指すために、細分化されたテーマに沿って、色々な角度から演技を見つめながら、演技技術はもとより、台本の読解力を高めたり、「人のありよう」や自分自身を見つめる目を養っていきます。
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